美ROOM☆Vol.3 紫外線と日焼け止めの基礎知識②

2013年07月08日美ROOM☆Vol.3 紫外線と日焼け止めの基礎知識②

紫外線と日焼け止めの基礎知識2

紫外線と日焼け止めの基礎知識2

紫外線防御のための原料について

美容に関心のある方なら、この時期欠かせないアイテムが「日焼け止め」。
日焼け止めに入っている紫外線を防御する原料には、大きく分けてふたつの種類
=【紫外線吸収剤】と【紫外線散乱剤】があります。
それぞれの特徴を以下にまとめました。

紫外線吸収剤

成分の化学反応によって皮膚内部への侵入を防ぐもの

  • ・紫外線を化学反応により吸収し熱などのエネルギーへと変換・放出する。
  • ・有機化合物である。
  • ・無色のものが多く、また、他の成分と馴染みやすい為、使用感の良い化粧品がつくれる
  • ・紫外線防御力が高い。

紫外線吸収剤の代表例

  • ・オキシベンゾン
  • ・サリチル酸エチルヘキシル
  • ・t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン
  • ・メトキシケイヒ酸エチルヘキシル など

紫外線散乱剤

皮膚表面を、紫外線を反射するベールのようなもので覆うイメージ

  • ・紫外線を物理的に反射、散乱する。
  • ・無機粉体
  • ・白色粉末で、化粧品に多く使用すると使用感がやや重たくなったり、白浮きの原因になるものもある。
  • ・紫外線防御力は、吸収剤と比べてやや劣る。

紫外線散乱剤の代表例

  • ・酸化チタン
  • ・酸化亜鉛

吸収剤は怖いもの?

紫外線吸収剤は怖いもの、そういったイメージで避けている方も少なくありません。 しかし、現在日本国内で販売されている日焼け止め製品は、薬事法に基づき肌への安全性を確認されたうえで製品化・販売されているものです。 ※ただし、紫外線吸収剤に限らず、化粧品の特定の成分が、ご使用になる人の体質によってまれにアレルギー反応を起こす場合があります。 また、吸収剤は紫外線の防御力や使用感という視点から見れば、非常に優秀な紫外線防御原料だといえます。 更に、最近は、紫外線吸収剤の成分が皮膚に直接触れないように成分をコーティングしたり、カプセルに入れた上で化粧品に配合しているものも増えてきています。こういったものは、防御力などの利点を生かしたまま、皮膚に直接触れることを防いでくれるので、肌へのダメージが気になる方にも使いやすい日焼け止めだといえるでしょう。 ※紫外線吸収剤を使わない日焼け止めには、 「紫外線吸収剤不使用」「ノンケミカル」といった表記がされてるものもあります。

散乱剤は白浮きする?

ひと昔前の日焼け止めといえば、たくさん塗ると皮膚がおしろいを塗ったように白っぽくなってしまう、いわゆる「白浮き」するものが多くありました。
特に「紫外線散乱剤」のみでSPF値を高く設定している日焼け止めは、この「白浮き」しやすいといった点だけは諦めざるを得ないという状況でした。
しかし近年、ナノテクノロジーの発達により、散乱剤をナノ化して化粧品に配合、結果、超微細な散乱剤ゆえに白浮きもなし、伸びもよく、使用感では吸収剤に引けを取らないような原料も出てきました。

どう選ぶべき?

近年の日焼け止め化粧品では、吸収剤だから肌に悪い、散乱剤だから白浮きする・使いにくいというよりも、肌質やシーンに合わせて選ぶべきと言えるでしょう。

例えば、敏感肌の方の顔用には散乱剤(多少白くなる点が化粧下地として都合が良いと捉えられる場合もあります)、真夏に長時間外にいるような、しっかりガードをしたい場合にはSPF値が高めの吸収剤配合のもの、といった具合です。

なにより、日焼け止めを塗らずに長時間紫外線に当たることでの皮膚へのダメージは大きいですから、ご自身にあった紫外線防御の策を選び、効率よくガードすることが大切です。

きちんと落とすことが重要!

いずれにしても、素肌でいる場合と比べると、日焼け止め化粧品は少なからずお肌に負担をかけるといった点は否めません。
使用した場合は必要に応じてクレンジング剤などを使い、しっかりと落とすことが重要です。特にSPF値の高いウォータープルーフタイプのものは、石けんや洗顔フォームなどでは落とせないものも多い為、商品に記載されている注意事項をよく読み、専用クレンジングやクレンジングオイルの使用が必要です。
また、洗ったあとはしっかりと保湿をしましょう。